基礎知識

経済指標の読み方について

今回は、ファンダメンタルズ分析を行う上で必要な、経済指標の読み方について解説していきます。

ファンダメンタルズ分析についてはこちらの記事で解説していますので、是非こちらの記事も読んでみてください。

ファンダメンタルズ分析の基礎知識今回は、投資を行う上で知っておくと得するファンダメンタルズについて解説していきます。 ファンダメンタルズ分析とは? 為替取引を行...
今回の内容
  • 経済指標とは?
  • 重要な経済指標
  • 経済指標の読み方

経済指標とは?

経済指標とは経済状況に影響を与える要因を数字として出し、各国の公的機関等が発表しています。

要因の中でも物価、金利、景気などの要因は為替に大きく影響してきます。

月に一度ある「雇用統計」では一瞬で大きな利益が生まれたり、一瞬で大損失を出す場合も多くあります。

そのため何も知らずに取引をして、先ほどのような事が起こった時には取り返しのつかない状況になってしまいます。

なので経済指標の確認は、バイナリーオプションの取引をする上でも注意するべきものにはなってきます。

経済指標はネットで検索するとその週の指標などの一覧が見たりすることができるので取引をする上で確認しておきましょう。

経済指標を見るサイトでおすすめなのが、Yahooファイナンスの経済指標になります。

下記のURLから飛べるので、気になる方はぜひチェックしてください。

「経済指標情報 Yahoo!ファイナンス」

重要な経済指標

「数ある指標の中で一体どれを気にしたりいいのか」「この指標は何の要因が数値化されたものなのか」はじめに指標を見た際にこのように戸惑うことは多々あります。

なので今回は、意識するべき重要な経済指標と、その読み方について解説していきます。

重要な経済指標は以下の3つです。

  • 米雇用統計・失業率/非農業部門雇用者数・・・毎月第1金曜日22時半(夏時間/21時半)
  • 米FOMC政策金利発表・・・年8回。6週間ごとの火曜日4時15分
  • 米GDP(国内総生産)・・・4月、7月、10月、1月の下旬頃22時半(夏時間/21時半)

米雇用統計

アメリカの雇用統計は、毎月第一金曜日の22時に発表されるとても重要な経済指標です。

「FXトレーダーのお祭り」と言われるほど重要な指標なのですが、10以上の指標をまとめて雇用統計と言います。

中でも重要なのが以下の二つです。

  • 失業率
  • 非農業部門雇用者数

アメリカは景気が悪くなると、従業員を減らす傾向があります。

ですので、アメリカの景気は失業率に大きく反映されます。

また、これらが重要視されるのは特性上の違いがあります。

  • 失業率:約6万世帯の一般家庭を対象としているため、景気に影響するまでに若干の遅れが生じるという特性
  • 非農業部門雇用者数:約40万の事業所の給与支払い帳簿をもとにしているため、月ごとの雇用者数が早く確認できるという特性

これらの特性上の違いにより、重要視されるのです。

米FOMC政策金利発表

FOMC政策金利は、「フォーマック」や「エフオーエムシー」と言われることが多いです。

正式名称は「連邦公開市場委員会」と言います。

FOMCでは、今後のアメリカの金融政策について話し合いをしていて、方策や政策金利などが決定されます。

政策金利とは、中央銀行から一般の銀行にお金が融資される際の金利の事で、景気がいいと高く、景気が悪いと低く設定されます。

通貨の流動を操作するために設定され、通貨の流入や流出が起こるので、注意が必要になります。

米GDP

GDPとは「国内総生産」の事を指します。

国内総生産とは、期間内に生み出された商品やサービスの総額のことです。

GDPは3ヶ月に一度発表されます。

GDPは以下3つのように同じ国の同じ時期の数値が複数発表されます。

  • 速報値
  • 改定値
  • 確定値

その中でも最も注目すれべき数値は、速報値です。

速報値は一番早く発表される数値なので、他の改定値や確定値の基準になります。

速報値と他の数値が同じくらいの場合は気にしなくても平気ですが、速報値と他の数値が大きく異なる場合は注意が必要です。

GDPはアメリカの経済成長を表す数値で、とても重要な数値になるのでしっかり把握しておきましょう。

経済指標の読み方

経済指標を読むときには、数値が発表される前に発表される、「事前予想値」がポイントになってきます。

事前予想値が前回の結果に対してどうなってるかを確認する事によって、その後の相場の動きをある程度予測する事ができます。

基本的に前回の結果より、事前予想値の方が数値が良ければその国の通貨が買われやすくなり、悪ければその国の通貨が売られやすくなります。

こちらは2020年12月4日の雇用統計(非農業部門雇用者数変化)発表時の前回の結果と事前予想値です。

この画像の場合、予想の段階で前回より数値が悪くなる(前回値:63.8万人 予想値:46.9万人)と予想されています。

つまり、ドルが売られる方向に相場が動く可能性が高いと判断でき、ドル円でLOWエントリーを入れる、という事ができます。

しかし、これはあくまで予想値なので、予想が外れる場合もあります。

また、経済指標発表後の相場は荒れる傾向にあるので、発表前後1時間はエントリーを見送る、というのが安全ではあります。

どの経済指標が重要で、それがいつ発表されるのか知っておくだけでも、エントリーを控えるなど損失を減らす事ができるので、今回の内容はしっかり覚えるようにしましょう。